現在衆議院総選挙中ですが、選挙中によく耳にする言葉で「前職」「元職」「新人」という言葉があります。
「前職と元職の一騎討ち」や「元職や新人の計5人が乱立」などと使われていて、ニュースなどでよく目にしますよね。
ただ、前職と元職の違いって結構曖昧なイメージがあります。
今回はこの前職と元職の違いについて、今回選挙に出馬する人の前職・元職を参考にして違いについてをまとめてみました。
前職と元職と新人の違い
衆議院議員総選挙に立候補している「前職」「元職」「新人」の大まかなイメージとしては、
- 新人=まだ議員になっていない
- 前職=1つ前
- 元職=もっと前
です。
前職
日本経済新聞のページを見ると、今回衆議院総選挙に出馬する麻生太郎氏、海江田万里氏、石原伸晃氏は「前職」となっています。
こちらの御三方はテレビにもよく出ていて知名度も高いので皆さんも知っていると思います。
政治家として有名な御三方は、この前の衆議院解散になるまで衆議院議員として活動していたので、今回の出馬では「前職」ということになります。
新人
反対に衆議院議員になったことがなく、当選回数0回の立候補者の方たちは「新人」となります。
これも日本経済新聞のページを見ていただければわかりますが、名前の横に「新」と記載のある方たちの当選数は「0」となっています。
初の立候補だったり、選挙には何回も出ているが当選したことがない人ですね。
また、政治家でれいわ新選組の山本太郎氏は参議院は経験していますが、衆議院は経験していないため、そういう方も「新人」になります。
元職
元職は、一度は衆議院議員をしていたが直近では衆議院議員ではなかった人になります。
理由としては前回落選したり、前回はそもそも選挙に出馬していなかったりとそれぞれですが、「衆議院議員の当選後、次の選挙では衆議院議員では無くなった人」が当てはまります▼
真島 省三氏:2014年比例代表で当選→2017年小選挙区と比例代表ともに落選→今回立候補
吉田 治氏:1993年〜2012年の間に4回当選→2017年衆議院議員総選挙で落選→今回立候補
櫛渕 万里氏:2009年小選挙で当選→2012,2014,2017年は落選→今回立候補
落選した後はNGOの事務局長をされている人もいれば、大学教授をされている人もいたりとさまざまでした。
小選挙区については以下の記事をご参考ください▼
ちなみに、この『元職』という言葉を「goo辞書 」と「weblio辞書」で調べてみましたが、検索結果はありませんでした。
辞書にも載っていないのでうまく調べることができず、言葉として曖昧なイメージのままなんですね。
前職と元職の違いは?【1分でわかる選挙でよく見る言葉】
最後になりましたが、今回は前職と元職と新人の違いについてをまとめてきました。
- 新人=まだ議員になっていない
- 前職=直近まで衆議院議員だった人
- 元職=以前に衆議院議員をしていた人
選挙で見る言葉はイメージしにくいですし、わかりづらい印象がありますが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
比例代表制がいらないと言われる理由は?メリットとデメリットを解説という記事もあるので併せてご参考ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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